2021年3月
ミツマタの群落
シャングリラでも取り上げましたが、丹波周辺のミツマタをご紹介したいと思います。
丹波周辺のスギやヒノキの植林された林床には、ミツマタの群落がよく見受けられます。初めて見たときは、栽培されていると思ったほどのミツマタだけが生育している薄暗い林床は幻想的にさえ見えました。
その後、ミツマタには鹿の食害を防ぐ成分が含まれているとのことで、ミツマタだけが残り、見事なミツマタのお花畑ができたというわけです。しかし、見慣れて来ていた矢先、今回の場所を発見してしまいました。まずは、見て頂ければと思います。
林床ではなく、丘陵地を覆う大群落です。おそらく、伐採された後地なのでしょう。春の日差しをいっぱいに浴びたこの光景は感動モノです。
全景を皆様に見て頂きたいと、対面の斜面をジャケツイバラの棘と闘いながら登っての撮影となりました。これをアップしたときは既にピークは過ぎているとは思いますが、来年は是非。
場所はカヤマチ山の登山道の途中ですが、車では残念ながら行けません。427号線の入口から歩いても2~30分位ですし、途中ガマガエルの産卵場もあり、自然を楽しみながら是非。その年の気候にもよりますが、見頃は2月下旬から3月下旬頃でしょうか。