Art Morpho アートモルフォ

コレクション

化石

ホームページがリニューアルしたのを機会に化石コレクションを加えました。
化石の専門家ではないので、間違いもあると思ってご覧ください。名前や年代など添付のラベルをそのままに書き写していますので、スペルの間違いなどご容赦ください。
収集の基準は美しい、きれい、かっこいい、なので貴重、珍奇なものはないと思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。

Carcharodon megalodon 中新世後期 700万年前 フロリダ州

 巨大ザメの映画が上映されているのを知り、確か持っていたはずと探してみました。私が買った当時は、「ジョーズ」の時代でしたが、今やメガロドンが主役になる時代になってしまいました。ジュラッシックパークのヒットから恐竜が当たり前のことになってしまいましたから、メガロドンの出現も必然なのかもしれません。
 しかし、久し振りに手に取るとやはりデカイ! こんなのが今、海に泳いでいたら、海水浴どころではありませんね。

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Aipichthys sp. & Scombroclupea sp. 白亜紀  レバノン

 久し振りに化石のご紹介です。
 中央の魚が、Aipichtysです。それを取り巻いている小魚がニシンの仲間のScombrociupeaです。よく見ると中央の魚が少し削られた下の層にあることが分かります。 当初は小魚が一面を埋め尽くした石板から、中央の魚を掘り出したのです。やみくもに掘り出したわけではなく、化石が入っている場所はある程度分かるのですが、何の化石が埋もれているのかは分かりませんし、場合によってはゴミのようなものかもしれません。偶然とはいえ、小魚の群れの中を突っ切って泳ぐような姿は素晴らしいとは思いませんか。
 どちらの魚にしても、それほど珍しい化石ではありませんが、私のお気に入りの化石の一つです。

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Halec sp. 白亜紀中期  レバノン

 美しい化石が産出するので有名なHajoula産の化石です。近縁の現生種はいません。  非常にきれいに細部まで残っている化石で、しかも対になっています。さらに意図的な加工も見えません。ゲットするしかありません。二倍の重さも我慢、我慢。

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Erlathia kingii  カンブリア紀中期 アメリカ ユタ州

 ちょっと間が空きましたが、三葉虫の仲間の最後です。
 今回は思い入れのある化石をご紹介したいと思います。40年以上前、初めての海外旅行でアメリカへ行った時に購入したものです。モニュメントバレーへ行く道沿いの掘っ立て小屋のような土産物屋で、無造作に置いてあったのを今でも覚えています。裏に1.5$、2.00$とマジックで書かれているのが懐かしい思い出です。私の化石収集のスタートと言えるでしょう。
 当時、化石などは博物館で見るものと思っていたので、実際に化石を、しかも三葉虫の化石をこんなに安く買えるとは思ってもいませんでした。しかし、モニュメントバレーはユタ州です。掘ればいくらでもあるのでしょうね。もしかしたら、土産物屋のオヤジが掘って来たものかもしれません。
 三葉虫の仲間の中でも古い時代に生息していたので、形も前回にご紹介したようなキテレツな形ではなく、いかにも三葉虫といった好きなタイプです。
 これで三葉虫のシリーズは終わりですが、三葉虫の仲間にはまだまだ奇妙な形のものなどたくさんいます。コレクションには最適な仲間だと思います。

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Walliserops trifurcatus ,Dicranurus sp. デボン紀前期 モロッコ、アメリカ

 三葉虫の仲間の第三弾です。奇怪な形はますますエスカレートしてきました。
 ワリセロプスは前回紹介のシコピゲに近い仲間です。もう一方のディクラヌルスの仲間には、特に奇怪な種類が多く含まれます。
 初めてこれらの化石を見たとき、奇怪さより、よく石の中から掘り出し、見事にクリーニングしたものだと感心したことを覚えています。そして、これらの化石の価格はクリーニング代だと納得した次第です。
 今となっては、奇妙な角や髭がどのような役目をしていたかはわかりませんが、彼らの生きて動いている姿を想像しながら、このような化石を眺めるのも楽しいひと時です。

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Odontochile sp. Psychopyge sp. デボン紀中期 モロッコ

 前回に引き続き三葉虫をご紹介します。モロッコは古生代の化石を多く産出することで有名で、三葉虫も例外ではありません。左側はまだオーソドックスな形態をしていますが、右側のシコピゲはかなりユニークな形になってきています。
 三葉虫は古生代を代表する生物で、示準化石とも呼ばれます。古生代の三億年余りという気の遠くなるような長い時代の中で繁栄し、多くの種に分化したにもかかわらず、恐竜時代の中生代を待たずして消えて行った愛らしい生物なのです。今や日本中が恐竜ブームですが、この愛すべき三葉虫にもスポットライトを当てて欲しいものです。

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Cambropallas telesto カンブリア紀 モロッコ

 三葉虫の化石です。多くの三葉虫の仲間は数センチ程度の小さいものが多い中で、この種は大きく、見栄えもします。
 三葉虫は古生代から3億年以上の長きに生息し、多くの種に分化し、その姿形も様々に変化していきました。ここでご紹介したCambropallasは初期の三葉虫で大きさこそ際立ちますが、極めてオーソドックスな姿をしています。時代が下るにつれ、その姿も様々に変化し、特異、珍奇というにふさわしい形態のものも出てきます。それらについては次の機会にご紹介したいと思っています。

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Eryon sp. ジュラ紀後期 ドイツ

 少し魚が続きましたので、甲殻類に登場してもらいました。
 化石の産地では最も有名な産地ではないかと思っている、ドイツ、ゾルンフォーフェン産のエビです。ゾルンフォーフェンが有名なのは始祖鳥の化石を産出したことでもありますが、ともかく産出する化石の多様性と完成度が高く、とても美しいことです。
 私も昔、当地を訪れ、化石博物館を見学しました。始祖鳥の化石はもちろんのこと、軟体動物のイカの化石まであり、柔らかい組織まで化石として残っているその素晴らしさに感激したことを覚えています。
 ついでに博物館で購入した館内パンフレットと関連書籍を紹介させて下さい。当地を訪れるために、いくつかのアクシデント、トラブルがあり、今では楽しい思い出ですが、そんな思いも入った書籍は今でも大事に本棚に収まっています。残念なことにドイツ語で読めませんが。
 ゾルンフォーフェンの駅前には化石ショップがあり、たくさんの化石を売っていました。しかし、どれも非常に高かった記憶があり、購入はしませんでした。したがってこの化石も日本で手に入れたものです。
 ゾルンフォーフェンは今も建築用石材を産出しており、広大な丘陵地で採掘がされています。この中にはどれだけの化石が含まれているのだろうか。想像しただけでワクワクしたのを覚えています。また、機会があればこのドイツの田舎町に行ってみたいと思います。

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Heterothrissa signifer 白亜紀後期 レバノン

 レバノンのHjula産の化石です。対で売られていて、見た目も良かったので飛びついてしまいました。しかし、どうも左右の相違が気になります。おそらく、見栄えを良くするために、手を加えたのではないかと思います。
 まあ、こういうことはしばしばあることで、研究機関ではないので、厳格なことは言わず、許してあげますか。単独で見ると良いのですけど。しかし、Heterothrissaの特徴である、背鰭、腹鰭の大きいことはよく出ていると思います。

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Priscacara sp. & Diplomystus sp. 新生代 始新世 アメリカ

 グリーン川層の化石の最後です。
 中央がPriscacaraで、斜めになっている方がDiplomystusです。ここグリーン川層では一気に大量の土砂で魚たちが生き埋めになり、化石となったのでしょうか。群れごと化石になっていたり、このように種類の違う魚が同時に化石になっていたりというのが、珍しくありません。しかし、化石の配置のバランスが取れているというのはなかなかありません。これもDiplomystusが腹側を上にしているし、重ならなければもっといいし、偶然がもたらすだけに、なかなか難しいものですね。
 この化石は、今までと同様のグリーン川層の物ではあるのですが、母岩の色や材質が異なります。広大な地域ですので産出する地域により、岩質にも微妙な変化があるようです。

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Diplomystus sp. 新生代 始新世 アメリカ

 グリーン川層の化石、第三弾。最初にご紹介した化石と同じ仲間ですが、かなり小さく、種類が異なるのか、若い個体なのか不明です。頭部の形状がかなり違いますが、現生の魚でも成熟すると二次性徴で大きく形状が変わるものも少なくありません。とりあえずは、ここはその仲間ということにしておきます。
 化石の周囲が削られて、浮き出ているように加工されているのは、あざとい感じもしますが、ご愛嬌ということにしておきましょう。

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Phareodus encaustus 新生代 始新世 アメリカ

 前回に引き続き、グリーン川層の化石の第二弾です。
  Phareodusには二種類が知られていますが、レントゲン写真を見ているような美しい化石なので、私でも種類が特定できました。
 ご覧のように、絵にかいたような美しい化石ですが、産地によってはまさに描いている化石もあります。欠損部分を描いているのならまだしも、形良く、より優雅な姿に描いているものまであります。化石ではなく、絵画です。何処の国とは言いませんが、化石を購入する際には気を付けましょう。しかし、グリーン川層の化石に関してはその心配はないので、本当に状態のいいものを選びましょう。アメリカは信用して大丈夫ですよ。

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Diplomystus dentatus 新生代 始新世 アメリカ

 ワイオミング、コロラド、ユタの3州の境界を流れるグリーン川周辺の地層からは多くの魚類を中心とする化石が産出します。保存状態も良く、多産することから価格もお手頃で、化石入門にはうってつけの産地です。ちなみに、始新世は3400万年~5600万年前です。
 さて、今回の化石Diplomystusは大きくなることが知られていて、この化石でも魚の全長で50㎝近くあり、母岩では70㎝を越えます。さすがにこれは手持ちでは持ち帰れず、業者に委託したのを覚えています。現生のニシンなどに近い仲間のようですが、体型的にはあまり似ていませんね。
 全体に骨格も綺麗に残っていて見栄えもするので、我家の玄関に鎮座しています。
 グリーン川層の化石を今後も何点か紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。

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Scyphocrinites elegans シルル紀  モロッコ

 ウミユリの化石です。シルル紀というと4億年余り前になります。しかも、現生にも彼らの仲間は生き続けているのですから恐れ入ります。
 非常に美しく、鑑賞に堪える化石で、一目で気に入ったのですが、ともかく重い。価格ではなく重さで思案したのを覚えています。なにしろ、9㎏余りあるのです。私が手荷物で持ち帰った最大重量です。それだけにいつ見ても、その美しさに魅了されます。

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Seriola prisca  始新世  イタリア

 ブリの仲間の化石です。30センチ余りある大きなもので、母岩は50センチ近くあり、手持ちで帰るには勇気のいる重量、サイズです。しかし、きれいに残されたフォルム、見るからにブリではないですか。頑張って持ち帰ったのを今でも覚えています。
 出世魚であるブリは、年末にかけて日本海で水揚げされるのが風物詩となっています。今の時期にふさわしいかとご紹介するしだいです。

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Aipichthys sp. 白亜紀後期 レバノン

 化石は地層の間に挟まれた生物などが石化したものなので、地層がきれいに層状になっていると、中に入っている化石も層の上下に分かれて剥がれる場合があります。
 今回ご紹介するのも、そのようなもので対になっている化石です。産地のレバノンは、美しい化石が出る地域として有名ですが、なかなか揃って美しいものは少なく、そんな中で、比較的小さな化石ですが、お気に入りの一品です。

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Peipiaosteus Enchodus 白亜紀後期  レバノン

 原始的なサケ目の魚。特徴はなんと言ってもその長い牙。南米にカショーロという牙魚が生息していますが、それを彷彿させる迫力です。それに加え、背鰭や尾鰭も大きくてなんとカッコイイ魚ではありませんか。

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Peipiaosteus 白亜紀前期(1億2400万年前) 中国 遼寧省

 チョウザメ目に属する魚で、もちろん現生種はいません。頭部はつぶれていてよくわかりませんが、尾部は尾柄部分が尾びれの上端へ伸びていて、現在のチョウザメに似ています。
 母岩(化石の入っている石)が60㎝近くあるので、かさばるし、重いし持って帰るのが大変だった記憶だけが鮮明に残る化石です。

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Chancelloria pentacta カンブリア紀 アメリカ ユタ州

 栄えある初回を飾るのは、カンセロリアです。初めて見たときはこの色彩に驚き、着色されたものかと疑いましたが、どうも違いそうだし、カンブリア紀とのラベルでゲット。
 カンブリア紀の化石は破片のようなものがほとんどで、なかなか全体像が分かる化石には出会いません。ウミサボテンのような形がわかり、星型の骨片?もはっきり確認でき、しかもこの色彩のグラデーション。私のコレクション基準にぴったりです。

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