2019年11月
丹波の紅葉
丹波には紅葉の名所がいくつか知られているのですが、地元でありながら行ったことがなく、重い腰を上げ行ってきました。最寄りの名所をご紹介いたします。
まずは、この時期になると、幹線道路沿いに多くの「高源寺」と書かれた幟が立ち、名所であることをいやがうえでも盛り立てている高源寺から。国道沿いの駐車場には観光バスも止まっていて、平日にも関わらず、多くの人が訪れているようです。誘導に従って少し奥の駐車場に車を止め、寺へと進みます。
にわか作りの料金所で300円也の入山料を払い境内へ。想像していたよりも広い境内で大きく立派なお寺です。大きく背の高いモミジが左右に並び、日差しを受け美しいのですが、なぜか赤くない。黄色から茶色の中間位の色である。本来なら真っ赤な絨毯のように成らなければならない参道や周囲が、真っ茶色。少し時期が遅かったのかもしれませんが、ドウダンツツジの赤さがひときわ際立ち、補って余りある美しさです。山門から先は急階段が続き、膝に不安のある私にはつらい。
高源寺のモミジは「天目楓」として有名で、天に伸びる高木が参道を覆い、風情はなかなかのものです。華やかさと言うよりも、しっとりとした雰囲気の紅葉狩りでした。
続いて、円通寺。こちらは打って変わって赤さが際立つ紅葉スポットです。モミジの枝ぶりも大きく広がり、親しみのある風情です。池に映り込む紅葉は明るく、華やかです。大きな本堂は高源寺に勝るとも劣らない立派な建物です。こちらは老人にも比較的優しい境内です。
おまけとして、観光地としては番外ですが、私の好きな紅葉スポットを一つ。
鹿野馬神社。観光客は誰もいませんがとても雰囲気のいいシークレットポイントです。獣除けのゲートを開けて入らなければならないので、一般の人は入れるとは思っていないのだと思います。この周辺にはもみじロードと名付けられた街路樹がモミジの道もあり、この紅葉も見事です。
最後の写真は我家の近くの街路樹です。赤さは一番。これも見事でしょう。
天気の良い休日ともなると、名所はかなりの人出となりますが、隠れたいい所はたくさんありますので、皆さん丹波へ足を運んでマイスポットを探してみてはいかがでしょうか。